
地鎮祭が終了すると、まず基礎工事に着手します。基礎工事は住宅を支える大切な工程です。
鉄筋のチェック・コンクリート強度のチェックなどは、設計監理者が責任を持って監理します。又あとで見えなくなる部分は必ず工事写真で記録します。

基礎工事が完了し、コンクリートに十分な強度が出た事が確認できればいよいよ上棟です
ここで、ようやく住宅の形が現れてきます。約2日位かけて大工さんが住宅の土台・柱・梁・屋根と組み立てて行きます。
一般的には屋根の頂部に配置する「棟木」がかかれば上棟です。しかし現在ではクレーンを使用する為、夕方まで作業を続けるので、2日目にはほとんど屋根の形も出来上がります。上棟式のお祝いを行う場合は、この作業が終了してから現場で行うのが一般です。
次に一般的な上棟式の要綱を挙げておきます。

- 上棟式の意義
「上棟式」は建前(タテマエ)建舞とも呼び、無事棟が上がったことに喜び、感謝するものです。つまり、上棟式は「儀式」というよりも施主が職人さんをもてなす「お祝い」と言えます。
工事に関わった人が一同に会し、今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に家をつくり上げていこうとする意思表示の会でもあります。
このように上棟式はお祝いの会ですので一般的な住宅の場合地鎮祭と異なり神主さんは呼びません。
日程については、大安吉日が好まれますが、先勝なども宜しいかと思います。又施工業者の都合もありますので、担当者に相談して下さい。
- 上棟式は必ず行うものではありません。又建築主ご一家で済ませる場合もあります。
執り行う場合は、設計者・施工業者にお知らせ下さい。
- 大工さんの棟梁による上棟式の進め方の一例
- 祝詞奏上
屋根に(危険なので2階の仮床で)供物を供え棟梁による上棟の祝詞が奏上されます。
その後四方清めの儀で棟梁と一緒に建築主が酒と塩を建物の四隅を清めます。終了後一階に降りてお祝い事を始めます。
- 建築主挨拶
建築主の立場で、御礼や、工事の無事故などのお願いなど簡単なご挨拶を述べます。
- 乾杯
施工業者の担当者などによる乾杯ならびに挨拶があります。
- 懇談
建築主と現場の大工さんとは、これが初顔合わせになりますので、お互いに信頼関係を深める良い機会にして下さい。ほとんどの大工さんは車で通勤のためお酒は飲めません。時間的には30分位で終わります。
- 中締め
中締めと言っても、終了の合図になります。大工さんの棟梁に簡単な御礼の挨拶と「三本締め」などでお開きとなります。
- 御礼
大工さんにご祝儀を渡す場合は、ここで棟梁を最初に一人ずつ渡します。現場での上棟式を行う場合は、振舞ったほうが良いでしょう。金額は、様々ですが、一般的には、棟梁に20,000円程度、その他の大工さんには5,000円程度が一般的です。
- 上棟式に際し、施主(建築主)が用意するもの
- 塩、お神酒(1升一本)、洗米→上棟の儀に使用します。
- 料理、飲み物
- 引き出物、折り詰め等
- その他
料理やご祝儀の準備上、事前に出席者の人数を施工業者に確認しておく必要があります。どの程度のお酒や料理、おつまみが必要かは地方によって相当異なりますので施工業者とよく相談して準備をすすめると良いでしょう。




大工さんの仕事は、一応ここで終わります。設計監理者と共に検査、チェックを行います。
思っていた事と違っている点やもう少し工夫したい点を遠慮しないで言って見ましょう。大幅に図面と違うような変更については、ある程度追加工事になる場合もありますが、微小な問題は、工事の範囲として処理されます。
ここからは仕上げ工事になりますので、仕上がってからでは間に合わない問題は、全てこの時点までに解決しておきましょう。

いよいよ仕上げに入ります。内装・外装工事が平行して行われます。
事前に建築士と相談して決定した壁紙や塗装が施されて、住宅が出来上がって参ります。

建物が完成すると事前に監理建築士立会いの基で施工会社にて社内検査を行います。
検査による手直し事項を改善の後、建築主様より竣工検査を受けます。
ここで建築主様より指摘された改善事項を基に、更に手直し工事を行います。

いよいよ完成引渡しです。
監理建築士立会いの基、建物を引き取ります。先の竣工検査で指摘された点が全て改善されているか再度チェック願います。問題がなければ、機器・器具の取り扱い説明を受けた後、建物の引渡し所に署名・捺印をして、建物を受領します。
この時点で建物は全て建築主様の管理に移行します。火災保険等のご準備又は盗難、防災に心がけましょう。
さあ、あとはいよいよ待ちに待った引越しです。